@資格試験予備校

 司法試験勉強をしている友人と会う。資格試験予備校の受付というマニアックな所を待ち合わせ場所に指定された。私の方が先に着いたので、周りを見回していたら「模擬面接室」なるものがあってちょうど模擬面接が行われていた。「室」と言ってもパーテーションで仕切られているだけで、静かな場所なので話し声が聞こえてくる。
 面接員:「あなたは公務員になってどんな仕事をしたいと思いますか?」
 受験生:「まちづくりの仕事に携わりたいです。計画を立案をしたり、企業と折衝することを通じて、住民の皆さんにとってより住みやすいまちを作っていきたいです。」
 計画の立案の段階から住民が入ってないと非難轟々だろうし、住民の手で進めるまちづくりとか、住民・企業・NPO・役所との協働とかが今のはやりなんじゃないかなぁ。
 と偉そうなことを言っている私の面接対策は「面接の達人」(今も売ってるのでしょうか?)*1を読んだくらい。本番の面接の時に緊張して何を話したか覚えてなくて、もっと練習しておけばよかったと後悔した。よく就職できたな。面接対策って自分を見つめるチャンスだったんじゃないかと思う。大学を出るまでに何をしたか、何を身に付けたか、自分はどんな人間か、何故その企業に入りたいか、そこで何をしたいか、そんな自分を雇うことで企業にとってどういうメリットが生じるのか、などなど。…もったいないことをした。就職して何年も経った私は同じようなことを考えて悶々としている。

 そんなことを考えていたら、友人がやって来て他の予備校の書籍コーナーへ。司法試験関係の書籍ばかりがずらり。手持ち無沙汰になってしまったので、大学のゼミの先生の教科書*2にぱらぱらと目を通す。う、やっぱり刑法は面白い。一瞬教科書を買おうかと思ったが、刑法は去年、今年と改正されているので、それが載ってからの方がいいと思い止めてしまった。早く次の版を出してください。>先生

*1:売ってました、どころじゃなくて色んなバージョンが出てるのですね。自分の就職活動時は「男子編」「女子編」くらいしかなかったです。

*2:私の卒業後に教科書を出されたので、授業は他の先生の教科書を使っていた。それが今や演習本まで出されるようになって…。