読みはじめた。

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

「子どもが貧困状態で育つことは、(中略)その子どもが一生背負っていかなければならない『不利』な条件として蓄積される」など、身を以て痛感していることではあっても、活字で書かれているのを読むとどうしようもなく凹む。嗚呼。
この手のことが起きる度に思うけど、大阪の件は誰が悪い云々は関係なく、お母さんが真っ当に助けてくれる人・制度を知っていれば、最悪の事態は免れただろう。社会資源の方が手を差し伸べるべきって言っても限界があるんだから(だからといって努力しなくてよいわけではない)、我が身と子どもを助けるためには、生きる知恵を手に入れることができる能力が必要。その能力を身につけられるかどうかは、育った環境が大きく影響すると思っている。経済状況もしかり。
お母さんが追い込まれる前に我が社みたいなところは何ができたんだろうね。それから、やってしまったことは許されるものではないけど、今後のお母さんへのケアはどうなるんだろうか?