気になったエントリ

上から目線な文章になってしまったので、たたみます。

「無能で勤勉なものは即刻射殺せよ」とまでは言わないけど、「いい人だけど仕事の能力的に残念な人」とは仕事の上で関わらないで済むならそうしたいです。あ、カッとなると射殺しそうな勢いで人に愚痴ります。ごめんなさい。それでも私は「嫌な顔一つもせずに何度でも根気よく教えてくれる人」と言われております*1。私の中では仕事に対する姿勢で区別してるので、上記のように評価してくれる人に対する私の評価も「ちゃんと仕事する/しようと頑張る人」となるんですけれども。そうじゃない人には厳しいです。厳しすぎるので私には質問してこなくなりますもの。ま、このままでいい立場じゃなくなったので、対応を考えなきゃいかんのですが…と、話が逸れました。

ものすごい広い範囲で考えれば、仕事ってすべてが結果オーライだと思うんですよ。過程でなにがあろうとも、最終的に笑顔の人が多ければそれでいいっていう。もちろん仕事なんで金を生み出さなきゃだめですが、俺みたいに地道な商売の場合、おそらくはその仕事の過程で発生した笑顔の総量が金に結びつくんです。それは客だろうが従業員だろうが、関係なく。トータルです。
 だから「無能な人」がやるその仕事は、あなたの笑顔にしか結びつかないんだよ、ほかにだれもそれで嬉しい人いないよ、という理屈になるわけなんですけども、そこが。なぜなんだろうあれは、ほんとにわからないらしい。噛んで含めるように説明すると、そのときは理解してくれることが多いんですが、次のときにはもう、信じられないオリジナルルールを開発して俺は驚愕のあまりぱんつ脱げそうです。

わかります。私は、職場において「自分はここで果たすべき役割がある。自分はここに居場所がある。」って感じることができるかどうかって大事だと思っているんだけど*2、上記のような人は、薬にも毒にもならないどころか、却って他の人の負担にしかならない役割を勝手に作ってどっかりと座り込んでたりする。それでは困るので、できるだけハードルを低く設定して「これはアナタだけにお願いできるお仕事です。」って渡すんだけど、(もしかしたら無意識なのかもしれないし、無意識だからこそ厄介なんだけど)ご本人の満足度を高めるためにご本人なりの改善を加えてしまう。で、周りはその後始末に追われるという…。私もぱんつ脱げそうです(嘘)。

こうした経験を踏まえていうと、善意で動いて、現実的には役に立たないオリジナルルールを開発して、業務を混乱させる人に対していちばん有効な手段って「恫喝」なんですよ。だいたい人は「君の存在こそがこの店を輝かせるぜ」みたいなことを言うと、しぜんと「自分の持ってる能力の範囲で」いい感じに仕事してくれるものなのですが、この手の「善意の人」は、自分のがんばりがすべての基準なのです。がんばることすごい大事なのです。それをやめさせるためには「こうしないと殴る」とかの脅しがいちばん効く。そしてそうした人たちは、恐怖とかそういうのに対して我慢するのは得意なのです。たぶんそれしか存在のしかたがなかったからでしょうけど。

これもわかります。過去に1度やりました。恫喝っていうとアレですが、周りを役付で固めてすぐに指導してもらえるような体制にしたことがあります。で、軌道に乗りかけたところを全く関係ない玉突きで某人が異動してしまったという…。

でも恫喝って、恫喝が有効じゃないタイプの人まで巻き添えにして、周囲の環境ぜんぶだめにするので、その手段は使えません。なにより恫喝してるこっちが「なんで俺はこんなことしなきゃだめなんだろう」とかすごい悲しい感じになってくるのでいやだ。

その時思ったのが、これ。その時一緒だった人で私のことを酷い人間だと思っている人は少なからずいる。酷いと思われるのはいいんだけど、周囲との関係が悪くなるのが切ない。その時の上司が何も手を打ってくれなかった尻ぬぐいをやらなきゃいけないんだっていう怒りにして消化(昇華?)するしかなかったんだけど。



で、その時の経験が某試験を受けたきっかけの一つだったりするんだけど、未だにどうしたらいいのかわからん。エントリにもあるけど、私も伝え方を試行錯誤してるくらいしかできてない。ま、その後某人ほどの強者と一緒に仕事する機会に恵まれていないんだけど。あー、隣の職場に凄い方がいてそこのボスに「もらってくれ。」って言われたけど、ちょっとなぁ。その方は意図的に仕事しない悪意の人だからなぁ。ま、当然のことながらその方にも私は恐れられてたりするんですが。私の1.○倍は給料もらってるんだから仕事しろっての。してくださいませんか、と思います。

*1:それでも理解できないのは私の伝え方に問題があるってことでもある。

*2:この方の別のエントリで、『組織への帰属意識がないと人は能動的には動きません。能動的に動かないと仕事はつまんないです(それが一種のフィクションであることを知っている人は、最初から別の人種なので「うちのレベルはこのへんだから、そのラインは割らないで」と要求したほうが早い)。』と書かれておりますが、ウチにいる別の人種は、ラインを割らせないためにアメとムチ作戦に出ようとしても、ムチ打たれたと判断すると自分でアメを舐めてしまう賢さの持ち主です。自分にアメを与える頻度がちょっと多いので、どうしようかなぁと思っているところ。